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リウマチの漢方療法とは?
治りにくいリウマチでも、全身状態を良くすると、少しずつですが、よくなる可能性が高まります。
逆に言うと、体のさまざまな不調を改善しないまま、リウマチ症状に対症療法を施すだけでは改善が難しいものです。
鎮痛消炎症薬やステロイド剤、抗リウマチ薬や免疫抑制剤は、治す薬ではなく、痛みや炎症を軽くしているうちに体の治癒能力が改善するのを待つ薬ですが、多くの場合、回復力が戻らず、少しずつリウマチは進展してしまいがちです。
そのため、リウマチの初期の治療開始が西洋医学では推奨されています。
回復力の残っているうちでないと、治療効果が薄いからですが、長期間のさまざまなストレスが、体の五臓六腑のバランスを崩し、肝・心・脾・肺・腎の機能を弱めていって悪化するという根本原因を、患者も医師も知らないために対症療法を行うのですが、対症療法に頼るだけでは、リウマチは進展してしまうのです。
病気になったのは、さまざまな原因が有り、その結果がリウマチなら、漢方的な診断によって、原因を取り除き漢方で補正すればリウマチの改善が期待できます。
通常のリウマチは緩解までは1年半以上の時間はかかりますが、食事が規則的にとれるリウマチ患者なら紆余曲折はありますが、漢方薬による改善はそれほど難しくはありません。
リウマチの治療を難しくしているのは、漢方で言うところの「肝のたかぶり」が改善されないからです。
その点で、産後に発症したリウマチ(リウマチとは診断されないけれどもリウマチに似た症状)の方の症状は、3カ月程度で症状の変化自覚し、10カ月程度で良くなる可能性が高まります。(産後のリウマチ)
リウマチを心配しているが、リウマチではない!・・と西洋医学で診断され、不安感と痛みで精神的におかしくなりそうな方は多いのですが、当薬局の漢方薬は、その症状でお悩みの方にも対応しています。
リウマチは、どこの漢方薬局・漢方医院でも治せるというものでは、ありません。
リウマチに、漢方は効かないと言う医師や患者が、とても多いことは、いかにリウマチを治せない漢方が世の中に多いことか!ということを示しています。
漢方への期待感が大きいためか、効かなかった時の失望は大きいのでしょう。
(一般の方には漢方家の腕は外から見えないので、漢方家の選択は賭けともいえますが、それも運命を選び取るご本人の運です)
しかし、漢方の効かない患者がいます。
食事も満足に摂れず、薬が飲めない方は、治りません。
生活や食事が安易に流れ、健康的な生活や軽い運動ができない方は、改善しません。
配偶者や家族から強いストレスを受け続けている方は、改善しません。
精神的な不安感の強い方も改善しにくいです。
漢方で治ったリウマチの患者から紹介された患者も改善されにくい場合があります。
治りにくい患者なのか?治す力のない漢方家なのか?どちらの場合も患者にとっては難問です。
治せない漢方家に遭遇した場合は、一向に治らなくても、患者には患者の摂生が足らないと言われて、患者は、さらに落ち込んでしまいます。
治らないのは漢方薬がまちがって処方されているのでしょう。
あるいは、症状に応じた指導がなされていないか?患者の軽い運動が実行されていないのです。
指導と実行の間には、意識を変えれば小さいけれど、実はとても大きな壁があります。
心の安定や胃腸の疲れ・疲労感・むくみや冷え性などの全身状態を改善しないまま、関節症状を鎮痛消炎剤や抗リウマチ薬・免疫抑制剤だけで抑えても、自らに備わっている自然治癒力の改善を期待することは、難しいことです。
逆に、西洋薬で身体や胃腸にダメージを与えては、症状は軽くなったが、一層なおりにくい患者になることは十分予想できます。
鎮痛剤は、だれでも胃腸を傷めますが、気血の生成を障害していくのです。
漢方では、胃腸が疲れることは気血がつくられにくくなると考えています。
気血不足になると、病的な色白になる場合があります。
ステロイドは、よく効く場合と、あまり効果のない場合があり、肝のたかぶりが強いとバランスが崩れ、多彩な副作用の生ずる危険があります。
今の現代医療は、鎮痛消炎剤やステロイド剤と数種類の抗リウマチ薬や免疫抑制剤、最近では、生物製剤を組み合わせて、炎症を抑えようとしています。
ハレや炎症や痛みを抑えている間に、何らかの原因で損なわれていた自然治癒力の改善を期待している待ちの治療ですので、自然治癒力(全身状態の改善)の改善はあなたまかせの状態です。
自然治癒力をつけるには、たくさんある漢方薬の中から、あなたにあった漢方を、漢方薬に詳しい医師や薬剤師などに処方してもらい、同時に、何が原因でリウマチになったのか分析してもらって、精神生活や生活方法の改善や価値観の転換の必要性に気づくことです。
漢方の処方名を、知りたいという方は、たくさいるのに、なぜリウマチになったかという、原因を聞こうとする患者は一人もいません。
処方は、患者の改善具合によって、変えていくのが当たり前で、3カ月飲んでも改善しないのに、ずっと同じ漢方薬を続けるということはありえません。
五臓の状態を、問診し、観察しながら、処方を決定するのが、漢方薬です。
リウマチの発症原因を知ることが、患者にとっては治す力となり漢方家にとっては処方の選択の判断材料となります。
処方は、症状や体質にあわせて変えるものです。
例えば、
- 胃腸が弱い人・疲れやすい人・冷え症の人・緊張感が強い人
- 仕事を一生懸命やりすぎる人・不安感が強い人・不満感が強い人
- 強い痛みに強い悲しみを抱えている人・・・・
などを診て、
何が原因で、体のどこが冷えてどこが熱をもっていて、どこが弱ってリウマチの原因を作ってきたのか分析して、弱っているところは、それに適した漢方薬で助けて補い、余計な病因は排除して体のバランスを取り戻すことです。
症状を一度に全部改善することはできません。
処方された漢方薬で、一部分の症状がよくなったら、残った症状を勘案して、処方を変えていきます。
漢方は、体のバランスを取り戻すだけですが、くずれたバランスを取り戻すと、驚くほど改善してゆく場合がありますが、リウマチの場合は一般的には薄皮を剥ぐようによくなっていく経過をたどります。
身体内部のバランスをとる治療法が、漢方の妙味です。
それによって、自然治癒力が改善してきます。
ごく自然に、リウマチの症状が、いつの間にかよくなってきます。
漢方治療開始から半年間は、新たに腫れる場所が出現することは、よくあります。
若い方は、比較的早く改善する可能性がありますが、60歳以上になると薄皮を剥がすように、行きつ戻りつしながら、時間はかかるのですが、いつの間にかよくなります。
早い改善が見込めるものは、手のこわばりや手の指のわずかな腫れ程度の症状の軽いごく初期の複雑でないリウマチです。
「何々薬は、リウマチに良い!」という考えは、漢方にはありませんから、リウマチには、何々漢方薬という薬の効能効果に沿った処方では、当たりはずれが大きすぎて、本当の漢方による治療とはいえず、はなはだ不経済です。
また、たとえ病名漢方で効果があってもリウマチの一部分の症状しか改善しないものです。
それ故、リウマチは、漢方では治らないと言われてしまいます。
人の体の五臓六腑のアンバランスは、皆人によって異なります。
リウマチを改善していくためには、あなたのバランスをとりもどす漢方薬を服用し、発症原因に気づく必要があります。
どんな人がリウマチになりやすいか・リウマチの原因
リウマチの発症には、必ず原因があります。リウマチの原因と、発症しやすいタイプは・・・
出産後や育児疲れの若い母親や、若いときから一人で子供を育てるために一生懸命に仕事をしてきた寡婦や離婚者、緊張感を強いられる職業に就いていた慢性疲労や冷え性の女性に多く、他人の批判をおそれて・・・他人のペースにあわせようと、あせって物事を早くやろうと努める人、批判精神の旺盛な人、ゆったり相手にまかせられない人、不安感が強く心配性の人、仕事に完璧をめざす人、仕事のスピードが人より速い人、自分のやり方、生活方法にこだわり、家人や人のやることが気に入らない方、つまり、自分の考えにこだわる方、おしゃべりな方で、ご自身の事を延々と話そうとする方、頑固な舅・姑の介護や同居で疲れた方、頑固な夫・不満のある夫との家庭生活を過ごした人や、過去の出来事や夫に対する恨みや怒りを抱え続けている人、几帳面な性格の女性、なにごとにも一生懸命すぎる人、食事や睡眠をけずって、仕事に没頭する忙しい方、手が痛くても掃除が好きで整理整頓されていないと気のすまない方、仕事のスピードが他の人が感心するほど速い人、ちょっとした暇にも、用事をこなそうとしてゆったりせず、何かに追われている人、ゆったり落ち着いて待てない人(薬を作っている時に、用事をすまそうと出掛ける)、精神的に緊張や困難な場面に遭遇する仕事に従事している人、朝早くから一日中動き続けの人
要するに、ゆるみやゆるしや心のゆとりの少ない方に多く発症します。
言い方を変えれば、かっとなりやすい、とことん頑張って、楽しみを満喫する人も・・(徹夜してもハイテンションで遊ぶ)
その意味では、若いときから精一杯やってきたのに、つらい結果となっている方が多くみられます。
頑張ってきたのに・・・!
発症経過としては、精神的なストレスや、慢性的な疲労によって体を温める力が弱くなり、寒さや冷えや精神的なストレスの影響を、人一倍受けるようになってきて、自然快復力が損なわれるまでダメージをうけると発症します。
方の理論では、癇が高ぶり(肝の高ぶり)によって「肝は筋(キン=スジ)をつかさどる」という生理がうまくできなくなるために、筋(スジ)の固まりである関節(スジ)がこわばり、身体に部分的な栄養失調や冷えを生じてくるために、逆に、熱をもって関節痛や炎症反応が起きてくるのです。
炎症反応が起きてくるとハレや熱感・痛みを生じてきます。
しもやけも、最初は冷えが原因で、血行不良が生じ、次に熱をもってくるのです。
筋がゆるみ血行がよくなれば、炎症や腫れはおさまってくるものです。
しもやけも自律神経の失調(漢方では肝気郁結という病理)でおきるものが多いのですが、リウマチも、さまざまなストレスによる自律神経の失調から生ずるといえます。
この自律神経失調を漢方では、肝がたかぶった状態と言います。
すなわち、強い緊張、忍耐強い熱心さ、体力を酷使するがんばり、出産後の育児、などで自律神経の失調と疲労を生じて、スジがこわばり、血行不良やむくみを生じ、スジで固められている関節の拘縮が生じ、部分的な栄養失調となり、部分的な冷え・血の不足の状態を、体のあちこちのスジに生ずるようになり、その結果、スジに包まれている全身のあらゆる関節に炎症がひろがるといえます。
それが分かりやすく私が解説した漢方的な説明です。
漢方では、風・寒・湿が体に入った状態とみていますが、それは単純な見方にすぎません。
肝のたかぶりが、その背後に存在すると私は考えています。
風邪・寒邪・湿邪だけの原因なら、3カ月も漢方薬を服用すれば治ります。
色々な原因で、疲労や血虚という栄養失調でそれらが体に入るのですが、その状況は体質によって、さまざまです。
体質・胃腸の力・精神生活・生活習慣や育った環境・受けた教育や親のしつけなど、複雑に原因がからみあって生じています。その各人のリウマチの発症原因に思い至らなければ、原因を除去することはできません。
つまり、リウマチ反応や自己免疫疾患であるという理屈は、その結果であって、リウマチにいたった原因ではありません。
免疫抑制剤を使うのは、結果に対しての対症療法であって、原因を除去し、体質を改善するという根本治療ではありません。
痛みには有る程度効くのですが、根本的には治らない場合が多いのです。
むしろ、痛みの軽減によって、余計に頑張ってしまって体力を低下させて徐々にリウマチ症状を悪化させていくのです。
太っている人でも、自律神経の失調で、部分的な栄養失調や冷えの状態が生ずるものです。
スジ(筋)が関節をしばりつけて、部分的なスジ(筋)に虚血状態を作り続けると、最初は朝の手のこわばりや冷えですが、その後はしもやけのように冷えの後に、炎症やハレ・むくみ・痛みが、経絡に沿って生じてくるのです。
特に、手や足の体の末端で、漢方の病理では緊張感などのストレスの影響の現れやすい場所であり、スジの症状は、筋と関節の集まっている手の指、足の指の付け根に最初の症状があらわれやすいのですが、筋(腱)で覆われている全身の、どの関節・関節のスジにつながる筋肉でも炎症は生じ得ます。
本人は、スジがこわばって痛い、熱をもって浮腫んでいるようだと言います。
男の人のリウマチの場合では、寒いところで、風や雨に打たれる過酷な仕事や精神的にハードな仕事をしている人。
常に湿気を体に受ける仕事、鮮魚を扱う方や冷蔵庫内での仕事の方。
飲酒が好きで、なおかつ、風や寒さにあたるような職業でなおかつ神経を使う仕事一途の人がなりやすくなります。
簡単に言うと、リウマチの原因は、精神的なストレスが長期に存在したために生じてきます。
リウマチが自己免疫疾患だというのは体質が変化した結果であって、リウマチの原因ではありません。
漢方は、原因を解消する治療法です。
リウマチの関節の痛みは、人工関節手術をすると解消される事が多いのですが、手術はリウマチの体質を改善する方法ではないため、長い年月をかけて他の関節も次々に破壊されていくので、そのたびに人工関節の手術を繰り返すことになります。
リウマチの痛みに対して、とても悲嘆にくれる人、胃腸・肝臓などが極端に弱い人は、強いストレスを自ら作り出しているので漢方で治療しにくいのですが、痛みに対して客観的で前向きの人、楽観的な人、体を楽しませる趣味を持っている人(精神や体の健康維持のための趣味)、あるいは若い人は、リウマチのために、たとえ歩きにくくなっていても、長くかかりますが漢方で症状が改善することもあります。
60歳以上の方は、自我の殻が硬く、ご自身の生活方法や環境を崩しにくいので、なおりにくいです。
ストレス無く、ホームページの内容が実行できないのです。
そうだ!!と、気づかなければ、漢方薬の効果は減殺されて効果がでないのです。
治療期間のめやす
治療にかかる期間の目安は、体質に合った漢方薬が選択されている場合に限ります。
病名漢方(薬の説明書きに書いてある関節炎・リウマチ等を指標に選択されたレベルの低い漢方療法。一人一人みな処方が異なるのが漢方)で処方されたものは何年飲んでも効かない場合がほとんどです。
症状に応じた処方なら漢方服薬後遅くとも、3~4カ月以内によくなっているな!という改善効果は分かります。
3カ月では治らないものですが、3カ月でリウマチの改善効果が自覚されなければ難治性のリウマチですが、腕が悪いと思われてもいたしかたないのです。
しかし、ストレス感が軽くなったり、不安感が薄れたり、徐々に疲れが軽減したりするなら、時間はかかっても良くなる可能性があります。
漢方が効かないのではなく、漢方家としての腕が余り良くないといえます。
本当にリウマチを治しているの?・・と疑問に思うホームページが多すぎます。
まず一種類の漢方薬を半年以上続ける漢方は、漢方療法とは言えません。
リウマチを治せないこともあります。
たまたま3カ月で効かないとやめてしまう方は、とてもせっかちか、疑い深い人で、残念な方もいます。
一生、漢方は効かない!と思わせてしまって申し訳ないと思う反面、治らない運命なのだなと・・・。
しかし、そのような方に出会うと、また一段と漢方の腕があがるものです。
逆に、漢方薬服用を2年以上続けてもはかばかしくなくても、その後気づきがあり、スイミングを始めて改善する例もあります。
こんな例は、漢方薬が治る準備を整えていて、改善するのはご自身の生活方法・精神生活の改善だということの証明でもあります。
しかし、漢方薬なしには難しいものです。
朝の手のこわばりや手関節の発赤腫脹し、手首が少し腫れる程度ならば、中年者以前で全身状態が良ければ4~5カ月、長くとも10カ月~1年半程度で改善が期待できるようです。(精神的な不安感が強いと、もっと長くかかります)
やっと歩ける程度で手の関節も変形しているような老年以降の場合は、スムーズに普通に歩けるようになるまで1~2年かかります。
60歳以上では、治っても使いすぎると時に腫れるが、漢方をときどき飲んでいれば、だいたい一晩寝れば、あるいは2~3日以内におさまります。
リウマチの高齢者で、歩けないため車椅子の生活で、足の甲がぱんぱんに腫れて尖足になっている人でも、足の甲の腫れがとれて、足の指が機能するようになり、あちこちの痛みが軽くなり体の調子が、少しずつよくなります。
そんな方が、漢方薬によって、人工関節の手術後の痛みや腫れが改善されることもあります。
通常のリハビリは、自動車にたとえるとエンジンの中を流れるガソリンが無いのに、エンジンの錆を防ぐために、他動的にエンジンを動かしているようなものです。
漢方薬という体に必要なガソリン・オイル(気血)を供給しつつエンジンを動かすと、車の馬力が自らの力で、生じて出てくるという理屈です。
老化予防のために、少しずつ服用することをお奨めしています。
症状に応じた漢方薬(血虚やオ血「古血」を改善する薬、痰飲「食毒・水毒」を除く漢方、腎虚を補う漢方薬を少量)を飲んでいると、とてもエイジングケア作用があります。
肝のたかぶりは筋を拘縮させるので、神経を使う人に神経痛は多いので、年をとるとリウマチでなくても、神経痛を生ずる方は多いので、肝のたかぶりの神経痛と考えてリウマチと同じ漢方薬を飲むと改善が期待できます。
年寄りで頑固な人は、神経痛を生じやすいのです。
漢方の副作用
漢方にも副作用といえる状態を生ずることがあります。
最も多いのは、体質や病因の寒熱や虚実を間違えることです。
それほど、重大な症状は呈しませんが、まず効きません。
正確に言うと漢方の副作用ではなく、処方の間違いなのです。
栄養に富んだ漢方を胃腸の弱いあるいは、食べ過ぎの体質の方に処方すると、胃がもたれたり、手足がむくんだり、蕁麻疹がでたりします。
そのようなときは、飲む薬の量を半分にして、空腹時ではなく食後すぐに服用するとよいでしょう。
また、イライラによって体の中に熱を生じている人も、上記のような栄養を含んだ漢方を処方した時に、うまくストレスを発散しないと、蕁麻疹のようにかゆくなったり顔がはれたりします。
これも、治してやろうと漢方家が張り切りすぎると犯しやすい誤用です。
イライラしている方には、熱状の虚実を判別して、ストレスを解消する漢方薬をしばらく服用することによってイライラによって生じている熱を、潤しながら上手にさましてから処方すれば副作用はおきません。
寒熱や虚実を見間違えたり、量がその人にとって多いと生ずる症状ですので、すぐに処方元に電話して、問い合わせ、処置を仰ぐことです。
腕の良い漢方家は、少しの量を処方して体質を見極め、患者の体の内部構造を一カ月単位で、さぐりながら攻めていきます。
しかし、つい治してやろうという気持ちが強いと、上記のような誤りを犯しやすいものです。
また、煎じ薬の方が、薬が濃いから良く効くというのは、ごく一部の特殊な症状に限られ、煎じ薬でなければ効かないということは、特殊な処方の場合でなければ、一般的にはありません。
粉薬でも丸薬でも、処方があえば効果があります。
リウマチに効果があるとされている処方
体質に合わなければ、まったく効果は無い、あるいは一部分の症状しか改善しません。
越婢加朮湯/葛根加朮附湯/桂枝芍薬知母湯/桂枝加朮附湯/桂枝二越婢一湯加朮附/真武湯/大防風湯/茯苓四逆湯/麻黄湯/麻杏薏甘湯/薏苡仁湯/疎経活血湯/独活寄生湯/防已黄耆湯/五積散/附子の錠剤/当帰芍薬散
(他に、体質改善の足をひっぱる症状があれば、それを解消しなければ上記処方でも効きにくいでしょう)
参考
最近、1日に水を2リットルとる療法を続けていた若い方と高齢者に、リウマチが発症した例を経験しています。
水も必要以上に多くとると、胃腸に負担をかけ、気血がつくられなくなったり、体に湿邪や痰(痰飲)をためてむくんだり冷えたりして血流が悪くなり、筋が動かなくなると思われます。
この療法が合わない人がいるので、胃腸が弱い方、下痢しやすい方、冷え性の人、暴飲暴食の方や高齢者には、注意が必要です。
